多肉植物のカット苗で同じ品種を殖やそう♪寄せ植え作りも楽しもう

多肉植物の植えつけや植え替えは根つき苗で行う方法のほか、親株から切り離した苗(カット苗)を挿し穂として根がない状態で植えつける方法もあります。

根が出る前の小さな挿し穂を土に挿して植える方法は、根つき苗の植えつけと比べると配置も自由です。形も色もさまざまな多品種のカット苗を組み合わせることでとても美しい寄せ植えが完成します。
カット苗を乾いた土に挿し、発根を待つことで素敵なリースや寄せ植えも簡単に作ることができ、同じ品種を殖やす【挿し芽】の挿し穂(=カット苗)としても利用できます。

カット苗や一枚の葉から同じ品種を殖やすことができる挿し芽と葉挿しの適期は春と秋です。この秋のチャンスにお好みの品種を殖やし、素敵な寄せ植え作りに使う挿し穂(=カット苗)を作って楽しみましょう。

そして冬の寒さで色づく多肉の美しい姿を楽しみに待ちましょう。

※挿し穂=カット苗、以下、【カット苗】と書かせていただきます。

カット苗の作り方

親株からカット苗にする部分をよく切れるハサミで切り離します

カット苗の下葉を指で丁寧に取り除きます

  • 葉を左右にゆっくりと何度か揺らすように茎から外します。
  • 葉のつけ根を切らずに葉のほうにしっかり残して丁寧に茎から外します。
  • 葉を取り除いた部分の茎が土に挿せる長さになるようにします。
  • カット苗と取り除いた葉に分けます。葉は葉挿しに使いますので、別に分けてとっておきます。

このようにして作ったカット苗はこのままでは土に挿すことができません。
茎の切り口がしっかり乾燥していない状態で土に挿すと腐ってしまう原因になるからです。

作ったカット苗の切り口を乾燥させます

切り口の乾燥を待つ間もカット苗を横に寝かせたまま長く置いておくと、植物の向日性により茎が曲がり土に挿しづらく、アレンジもしにくい苗になってしまいます。
茎の曲がりを防ぐために、カット苗を垂直に立てた状態で切り口を乾燥させましょう。
春と秋の適期には雨の当たらない戸外の明るい日陰に置いて陰干ししましょう。

今回、私は写真のバスケットとバスケットの形に合わせてカットしたチキンネット(亀甲金網)を使ってカット苗の切り口の乾燥を待ちました。

このようにすることでカット苗を垂直に立てて切り口を乾燥させられるので茎の曲がりを防ぐとともに、乾燥待ちの短い数日の間も切り花を活けるような感覚できれいに飾って楽しむことができ、一石二鳥です。

バスケットとチキンネットの組み合わせ以外でもカット苗の切り口を垂直て乾燥させることができるものであれば他の物でも利用できますので、皆さまもご自宅にあるものをご活用、まっすぐなカット苗を作りながらきれいに飾ってカット苗の完成までをお楽しみくださいませ(^O^)

バスケットとバスケットの形に合わせてカットしたチキンネットを用意します

カットしたチキンネットを手で折り曲げて形づくりながら蓋のようなものを作ります。
チキンネットの中央が少し盛り上がり気味になるように曲げると全面にカット苗を挿し終えた際に、こんもりと丸くまとまったアレンジを作りやすくなります。


バスケットの上からチキンネットをはめ込みます

チキンネットがぐらつかないようにしっかりとはめ込みます。

チキンネットにカット苗の茎をまっすぐに挿し込んでいきます

カット苗を垂直にチキンネットに挿していきます。

残りのカット苗をチキンネットに全て挿し込みます

この状態のものをカット苗の切り口が乾くまでの数日間、戸外の雨の当たらない明るい日陰に置いてカット苗の完成を待ちます。

カット苗の茎の切り口がしっかり乾燥したら、乾いた土に挿して発根を待ちます

初回の水やりは発根したあとです。
発根までにかかる時間は季節(気温)や品種により異なりますが、数日~数週間かかります。カット苗を土に挿した数日後、苗をそっと軽く少し引きあげてみてもすぐに土から抜けずに抵抗を感じるようになれば発根しているはずです。

発根が確認できたら、初回の水やりを開始します。鉢の土全体に水が行き渡るように、たっぷりと水を与えましょう。2回目以降の水やりの頻度は季節や品種により異なりますが、できるだけ間隔をあけて過湿にならないようにします。

乾燥し過ぎることは避けなければなりませんが、葉に少しシワが寄るようになってからの水やりでも十分間に合います。水やりはその品種の生育型、季節や品種により調整が必要なので、慣れるまではその都度確認するようにしましょう。

挿し芽、葉挿しの適期は春と秋ですが、適期外の冬に室内でカット苗を作る方法を載せております。よろしければこちらもご確認くださいませ(^o^)

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